先日職業体験に来られた中学生さんからお手紙がきました☺
「認知症の方と接してみて、何度も同じことを聞かれて少し嫌な気持ちになった。だけど日が経つにつれ理解できることが増えてきた。」
とても素直な感想ですし、とても重要なことを体験してもらえたように思います。
また、「とても大変な仕事なのに、笑顔が素敵だったので、こちらもつられて笑顔になりました。」
これも、本当に大切なところです。
介護のお仕事は、手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けます。
反対に一生懸命やろうと思えば、それもまたいくらでもその方の幸せのために出来ることはあります。
認知症の方では、今日楽しかった思い出が、明日には記憶から消えていきます。
でも、記憶に残らなくても、心のどこかに、ほんのわずかでも残ってくれてたらという思いでスタッフは毎日頑張っています。
これはラフィンハーツのスタッフだけじゃなく、介護で働く人はみんな、そんな優しい気持ちで頑張っています。
そうした「一番大切なこと」を、ちょっと体感してもらえて、私たちもとても嬉しく思いました。
もう君たちもラフィンハーツの仲間だから、いつでも遊びにおいでや〜♪
【追伸】
認知症の方は「何もわからない人」ではありません。
日々どのように接するかで、その人の人生は変わります。
確かに「記憶」には残っていないかも知れません。
ですが、「表情」を見れば分かります。
いつも楽しく、穏やかな環境で過ごしている方の表情は明るいです。
逆を言うと…昨今問題になっている施設職員による虐待。
施設側は「気付かなかった」と言います。しかし、例えば朝出勤してきて、その方の表情を見れば、身体に虐待の痕がなくても、その晩に何かあったのかとの違和感は感じます。
いずれにしても、認知症の方と一緒に過ごすということは、認知症のない方と一緒に過ごすのと一緒です。特別なことはありません。認知症は、その人の「個性」です。「そういうキャラだ」と、そのまんま受け入れればええだけのことですよ😊