厚労省が発表した昨年の「簡易生命表」によると、令和元年の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳でいずれも過去最高を更新中とのこと。
なんと、女性は87歳まで生きても「うん、まぁ・・・平均的なとこですな・・・。」と言われる時代に(;^ω^)
健康意識の高まりと、医療技術の向上により、癌・心疾患・脳血管疾患の3大死因の死亡率が改善したことが主な要因のようです。
ちなみに女性の1位は香港、2位が日本。男性の1位は香港、2位がスイスで、3位が日本です。
87歳かぁ・・・。
数え年で言うと88歳ですよ・・・。
ところで数え年とは何かご存じでしょうか?年齢に1歳足してとか何なんでしょう??
仏教には人間の生まれ変わる様子を表す「四有(しう)」という言葉があります。
母のお腹に宿った瞬間を「生有(しょうう)」と言い、人間の一生はこの時点から始まる(0歳)とされています。で、出産までにお腹の中で十月十日経っているので、生まれてきた瞬間に1歳とカウントします。
ところが仏教以外では生まれてきた瞬間を0歳とするので、このようなダブルスタンダード(?)が発生するのです。
なお、私たちが今いる世界を「本有(ほんぬ)」、死ぬ瞬間を「死有(しう)」、そこから生まれ変わるまでの死後の世界を「中有(ちゅうう)」と言います。中有は49日だけ存在すると言われているので、49日目を「中有が満ちる=満中陰」と言います。その後また「生有」に進むのを輪廻と言い、肉体は滅びても魂は永続すると考えられています。
もうすぐお盆です。ご先祖が帰ってくるからお迎えすると言いますが、輪廻の理論で言うと、ご先祖様はもうとっくに「別の何か」として生まれ変わってるので、帰ってくるって・・・誰が?この話はまた今度。