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【本社】今も残る戦争遺構

毎年グレイスから平和の祈りと共に贈っている千羽鶴。

今年は寝屋川と長居公園の合作が鹿児島県は「知覧特攻平和会館」に、門真からは初めて地元大阪の「ピースおおさか」に贈ることといたしました。

ところで先日、神戸三宮に出かけたのですが、JR三ノ宮駅の高架橋には今なお「機銃掃射」の弾痕が生々しく残されていました。

毎年これくらいの時期に子供たちに平和学習をしているのですが、この翌日に子供たちを連れて大阪城公園にある「ピースおおさか」に行ってきました。

JR玉造駅の高架(長堀通)にも機銃掃射痕が残されています。

このほか、大阪では京橋や柴島浄水場や大阪城の石垣、そのほかにもたくさん身近に機銃掃射痕が残されています。

で、ピースおおさかの入口

大阪大空襲は1944年12月~45年8月14日(終戦前日)まで大小50回にわたり、うち100機以上のB29による爆撃は8回行われました。

第1次大阪大空襲では274機から1733tの焼夷弾が投下され、約4000人の死者が出ました。

大阪の街を一瞬で焼野とした焼夷弾。1945年3月13日からの空襲では焼夷弾の「火の雨」が降り、1万2千人が死亡、122万人が被災しました。

第1次大阪大空襲からの半年間で、100万人が姿を消したと言われています。

広島・長崎・沖縄そして東京大空襲は、映画等のモチーフにもなり、多くの方の心に残っていますが、私たちの大阪。大阪も大規模な悲劇が起こっていたこと、改めて知る必要があると思いました。

展示を抜けると最後に「刻(とき)の庭」という慰霊のスペースが広がります。そこにある犠牲者の名を記す銘板は、「戦争で十分傷つけられたのに、これ以上傷つけないように」と、名前を銘板に「刻む(傷を入れる)」のではなく、「浮彫り」になっています。

・・・と娘に教わりました(;’∀’)

※公式パンフには「刻まれ」という表現が使用されていますが、私はこの娘の言葉の方が素敵なのでそちらを使います。

ピースおおさかは、大阪大空襲の惨状を資料や映像、音声、モニュメント等で後世に伝えていく重要な資料館です。大人はもちろん、子供の平和学習としても大変有用な施設だと思いますので、是非ご利用ください。

ただ、ひとつだけツッコミどころがありまして、入館料の販売機・・・・。

紙幣のところ、5000円、10000円が不可で、2000円とは!

2000円札使えるの?!逆にすごいな!