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【本社】新型コロナ、旧型は?

新型があるから当然旧型があるわけですが、「コロナウィルス」って言葉自体これまであまり耳にしたことがなかったと思います。では、旧型コロナウィルスってどういうものでしょうか。

■コロナウイルスってのは、哺乳類や鳥類に感染するウィルスグループの一つであり、ニドウイルス目コロナウイルス科オルトコロナウイルス亜科に属します。なんのこっちゃです。ま、ウイルスにも「系統」があるということです。

■この親玉が最初に発見されたのは1960年代。大きな感染例としては2003年のSARSですね。記憶には新しいですが、意外と5か月ほどで終息しています。その後ちょろちょろと変異しては出現してましたが、次に大きな感染を引き起こしたのは2012年のMERSです。こいつは実はまだ終息しておらず、2019年11月までに確定患者は2494人、死者858人にのぼっています。今でもサウジやカタールでは感染を続けており、終息のめどは立っていません。

■最近専門家も発言されているように、完全撲滅ではなく、「上手く付き合っていく」ことも重要なのでしょう。新型コロナ、どうやら致死率は季節性インフルエンザより低いようですし、そんなインフルエンザやノロウイルスなど、私たちはたくさんのウイルスと(ある意味)共存しているわけですから、ワクチンと予防接種により、新たにコロナと共に生きることになるのでしょうかね。