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【本社】高齢者の不安と現実

筑波大学の調査によると、自粛生活による高齢者の不安は、

①会話が減った

②身体を動かさなくなった

③認知機能の低下

だそうです。

独居高齢者の場合、自粛生活より確実に「人と接する機会」が減りますから、当然に会話をすることも減ります。

また家にいると着替えるわけでもなく、化粧するわけでもなく、髭を剃るわけでもなく、ダラダラと一日を消費してしまいがちです。

当然運動どころか身体を動かす機会自体が減ります。

このような生活が続くと、人によっては本当に一週間もしない間に別人のように認知機能が低下することがあります。

こうなるとさらに社交性が低下し、身体を動かさなくなり、やがて廃用症候群や寝たきりに繋がります。

グレイスがデイサービスや「オモロいこと」に拘るのは、まさにこのポイントです。

コロナにより多くの介護事業者が休業する中においても、居室での隔離などをせず入居者様にいつもどおり人と接し、笑い、身体を動かすようにしていただいているのはそういうことなのです。

そしてそれを実現するために、スタッフはプライベートも含め体調管理や感染防止に徹底した注意を払ってくれています。とはいえ、もちろん感染リスクはゼロなんてことはあり得ません。ですがコロナに感染することより、感染を恐れて入居者様を隔離することによる二次的影響(転倒・認知機能低下・廃用症候群等)のリスクの方が高いと考えています。

感染を恐れて隔離してしまえば話は簡単ですし、それで状態が悪くなっても言い訳はできます。しかしコロナの脅威を感じながらも、入居者様の生活を維持し、無事にこの事態を切り抜けるところに、私たちがプロフェッショナルである誇りがあると考えます。

グレイスのスタッフは今日も何か楽しみを作ってくれることでしょう(笑)