先言うときますが、“陰謀論”とかそっち系の話ではありません。
前にも綴りましたが、新型コロナウィルスが「完全消滅」することはないと思います。
大阪ではまだ緊急事態宣言下であるのに、お隣の奈良や和歌山は解除されるわけですが、ある程度終息(或いはコントロール)できた地域は、あとはここからまた感染拡大しないよう、各々が自主的に対策を取りながら元の生活に戻していきましょうということですね。
しかし、今後、人間の身体にも抗体が出来たり、検査体制の整備やワクチン開発などを含め、大きく新型コロナ対策は進むものと思われますが、完全に以前のような生活が戻るということはありません。
経済的損失による不況やそこからの復興というのもありますが、何より新型コロナウィルスが無くなることはないからです。
私たちも普段から「夏場はノロや食中毒に気を付けよう」「冬はインフルエンザに気を付けよう」「外から帰ってきたらうがいと手洗いやで」と対策しているように、「新型コロナに気を付けよう」と、新型コロナとの“共生”が日常のことになっていくのではないでしょうか。
地球は人類だけに都合よく回っているわけじゃないですから、その時代に応じて私たち人類も変化していく必要があるってことかな。
人類はその時その時において柔軟に対応し、長い歴史の中で幾度もパンデミックを経験しながら、しかも今のような衛生管理もない中、滅びませんでした。
そして有事のたびに新時代の秩序を求められてきました。
人は「知恵」がありますから、マスクをする、手指を消毒する、飛沫には気を付けろ。その秩序に合わせて生きてきました。
ソーシャルディスタンスまで必要かどうかはさておき、私たちの高齢者住宅における取り組みも多少変わっていくでしょうが、まずは物事を過度に恐れず、適正に対処することが大切かと思います。
「3秒ルール」なんてのが懐かしい時代になりますね。